「ニュートン算」のコツ
数学のコツ
算数苦手な中学受験生必見!ニュートン算で点数を取るコツ
みなさん、こんにちは!
渋谷数学塾塾長の清水です。
「ニュートン算」と聞いただけで、頭が痛くなる中学受験生は少なくないはず。池に水が入る、人が列に並ぶ…問題文が長くて、何が何だかわからなくなりますよね。でも安心してください!ニュートン算は、コツさえつかめば必ず得意になれる分野です。
ニュートン算って結局何?
ニュートン算は、「増えるもの」「減るもの」「元々あるもの」の3つの要素が登場する問題です。
例えば、よくあるのが牧草地の問題。
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元々あるもの: 牧草地の牧草
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増えるもの: 時間とともに生えてくる牧草
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減るもの: 牛が食べる牧草
これらの量の変化を考えていくのがニュートン算です。
ニュートン算攻略の3つのコツ
ニュートン算を解くための秘訣は、この3つです。
コツ1:何を「1」と置くか決める!
ニュートン算では、具体的な数字が書かれていないことが多いですよね。そんな時は、「1分あたり」「1日あたり」など、単位時間あたりに「増える量」や「減る量」を基準に「1」と置くのが効果的です。
例えば、ポンプの問題なら「1分あたりにポンプ1台がくみ出す水の量」を「1」と考える。そうすることで、他の要素も相対的に表せるようになり、式が立てやすくなります。
コツ2:「グラフ」を書いて視覚化する!
もし可能であれば、問題文を図やグラフにしてみましょう。特に**「水槽の水の量」や「列の長さ」のように、時間とともに変化する量を縦軸、時間を横軸にとったグラフ**を書いてみると、状況がぐっと分かりやすくなります。
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水が増えていく様子
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人が減っていく様子
目で見て理解することで、混乱が減り、正しい関係性が見えてきます。
コツ3:「基準」となる状態を意識する!
問題の中には、途中で条件が変わることもあります。例えば、途中でポンプの台数が増えたり、新しく人が加わったりするケースです。
このような場合でも、「ある時点での水の量」や「列の人数」など、特定の時点での状況を「基準」として捉え直すことが重要です。そこから改めて増減を考えていくと、複雑な問題も段階的に解き進められます。
諦めないで!演習あるのみ!
ニュートン算は、最初こそ難しく感じるかもしれませんが、解き方のパターンを覚え、数をこなすうちに必ず得意になります。
最初は解き方を見ながらでも大丈夫。大切なのは、「なぜこの式になるのか」をしっかり理解することです。似たような問題を繰り返し解くことで、自然と体が解き方を覚えていきますよ。
ニュートン算は、中学受験算数の中でも差がつきやすい単元です。この3つのコツを意識して、ぜひ得意分野に変えていきましょう!頑張る皆さんを応援しています!