BLOG

「データの相関」のコツ

数学のコツ 「データの相関」のコツ

 

【超入門】「データの相関」は怖くない!数学Iの単元を苦手にさせない3つのコツ

 

皆さん、こんにちは!
渋谷数学塾塾長の清水です。

数学の授業で「データの分析」という単元に入って、「相関係数」とか「共分散」とか、聞きなれない言葉がたくさん出てきて、いきなり苦手意識を持っていませんか?

特に数学が苦手な人にとって、新しい公式や記号を見ると「うわ、無理だ…」と思ってしまう気持ち、すごくよくわかります。

でも、安心してください!

「データの相関」は、実は身の回りの出来事と深くつながっている、とても面白いテーマなんです。

このブログでは、数学が苦手なあなたでも「わかる!」と思えるように、「データの相関」を攻略するための3つのコツをお伝えします。

 

コツ①:難しい言葉は一旦置いて、「散布図」から読み取る

 

相関係数や共分散の公式は、後回しで大丈夫です!

まずは、一番大切な「散布図」をじっくり見てみましょう。

散布図とは、2つのデータの関係性を、グラフに点を打って表したものです。

例えば、「勉強時間」と「数学のテストの点数」の関係を考えてみましょう。

もし、勉強時間が多い人ほどテストの点数が高い傾向にあるなら、グラフの点は右上に集まるはずです。

反対に、勉強時間が多いのにテストの点数が低い傾向にあるなら、点は右下に集まるかもしれません。

このように、点の集まり方が「右上がり」なのか「右下がり」なのか、それとも「バラバラ」なのか、見た目で判断することが、相関を理解する第一歩です。

  • 右上がり → 正の相関

  • 右下がり → 負の相関

  • バラバラ → 相関なし

数学の記号や公式に惑わされず、まずはグラフから「どんな関係がありそうかな?」と考えることから始めましょう。

 

コツ②:「強い相関」「弱い相関」をイメージで捉える

 

相関には、「強い」と「弱い」があります。これも、公式ではなくイメージで理解しましょう。

  • 強い相関:点がギュッと直線上に集まっている状態

  • 弱い相関:点がぼんやりと広がっていて、かろうじて右上がり(または右下がり)に見える状態

例えば、「勉強時間」と「テストの点数」で、ほとんどの人が勉強時間に応じてきっちり点数を上げていれば、これは強い正の相関です。

しかし、「勉強時間」と「身長」の関係はどうでしょう?

勉強をたくさんしたからといって、身長が伸びるわけではありませんよね。グラフに点を打つと、おそらくバラバラになって、相関はほとんどない状態になります。

このように、身近な例をたくさん考えてみると、強い相関と弱い相関の違いが感覚的にわかってきます。

 

コツ③:相関係数は「-1から1の範囲」で考える

 

いよいよ、相関係数という言葉に踏み込みます。

でも、これも公式を暗記する前に、まずは「何を表す数字なのか」だけを覚えましょう。

相関係数は、相関の強さと向きを数値で表したものです。

そして、絶対に覚えてほしいのは、「-1から1」までの間の値しか取らないということです。

  • 1に近いほど強い正の相関(点の集まりが右上がりの直線にとても近い)

  • 0に近いほど相関がない(点がバラバラ)

  • -1に近いほど強い負の相関(点の集まりが右下がりの直線にとても近い)

相関係数が「0.9」なら「強い正の相関」、「-0.8」なら「強い負の相関」といったように、数字を見れば一発で相関の強さがわかります。

もしテストで「相関係数を求めなさい」という問題が出ても、答えが「2.5」や「-3」になったら、「あれ、おかしいな?」と気づくことができますね。

 

まとめ

 

「データの相関」を攻略するための3つのコツ、いかがでしたか?

  1. まずは「散布図」を見る!(見た目で相関を判断)

  2. 「強い」「弱い」をイメージする!(点の集まり方で判断)

  3. 相関係数は「-1から1」の範囲!(答えのチェックに使える)

数学が苦手な人ほど、いきなり公式を暗記しようとしがちですが、それは逆効果です。

まずは、身近な出来事と結びつけて「相関」という考え方を理解すること。それが、数学を得意にする一番の近道です。

さあ、恐れずに、もう一度教科書や問題集のグラフを見てみてください。きっと、今日までとは違う見え方がするはずです。

応援しています!

この記事が気に入りましたか?

気に入りましたら、いいねボタンで教えてください。



無料体験授業(60分)+無料カウンセリング(30分)実施中!

60分の無料体験授業と30分の無料カウンセリングをご用意しております。まずはお気軽にお問い合わせください。