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「青山学院大学理工学部」入試攻略法

入試攻略法 「青山学院大学理工学部」入試攻略法

  

はじめに


青山学院大学理工学部を目指す受験生の皆さん、数学の対策は順調に進んでいますか?渋谷数学塾塾長の清水です。

理工学部の数学は、**「標準レベルの問題をいかに確実に解けるか」**が合否を分ける重要な科目です。超難問を解く必要はありませんが、基礎から標準レベルの問題を時間内に正確に処理する力が求められます。

この記事では、青山学院大学理工学部の数学入試について、最新の傾向と効果的な対策法を詳しく解説します。

青山学院大学理工学部 数学入試の基本情報

試験概要(個別学部日程A方式)

項目 内容

大問数 5問
試験時間 100分
解答形式 大問1・2:マーク式<br>大問3~5:記述式
配点 数学150点(総合450点満点)
目標得点率 苦手:60%、得意:65%<br>情報テクノロジー学科:70%

出題範囲

  • 数学I・A: 場合の数と確率・数学と人間の活動・図形の性質
  • 数学II・B: 数列を中心に出題
  • 数学III・C: 平面上の曲線と複素数平面・ベクトル

頻出分野ランキング

🥇 第1位:数学III 微積分

毎年必出の最重要分野

  • グラフの回転体の体積 → 特に頻出!
  • 積分の不等式評価 → 2023・2024年に出題増加
  • 基本的な微分・積分の計算問題

対策ポイント: 計算スピードと正確性を重視。回転体の体積計算は必須テクニック。

🥈 第2位:確率

得点源にしたい分野

  • 他分野と比べて難易度がやさしめ
  • ただし、問題設定を正確に読み取る力が必要
  • 数え上げが複雑な問題も出題される

対策ポイント: 基本的な確率の考え方を確実にマスター。問題文の読み間違いに注意。

🥉 第3位:図形と方程式

他分野との融合問題が多い

  • 単独出題は少ない
  • 微積分や式と曲線との融合問題が頻出
  • 領域・軌跡問題は要チェック

その他の重要分野

  • ベクトル(特に空間ベクトル)
  • 式と曲線
  • 複素数平面
  • 数列(2024年に復活出題、今後要注意)

近年の傾向変化

難化傾向に注意!

2023年・2024年の変化

  • 問題の見た目・内容ともに難しく感じる問題が増加
  • 難関国公立大学を意識した問題が出題されるように
  • 計算量が非常に多い年度もあり

時間配分の重要性

  • 100分で大問5問は時間的にタイト
  • 解ける問題から確実に取る戦略が必須
  • 分からない問題は潔く飛ばす判断力も重要

合格最低点の推移

年度 合格最低点 得点率

2024年 261~298点 58~66.2%
2023年 255~278点 56.6~61.7%
2022年 250~280点 55.5~62.2%
2021年 241~302点 53.5~67.1%
2020年 254~282点 56.4~62.7%

※学科による差があるため、幅で表示

効果的な対策法

基礎固めが最重要

推奨参考書

  • 教科書ガイドまたは「初めから始める数学シリーズ」
  • 公式の成り立ちや定義を確実に理解

定石習得で差をつける

推奨参考書

  • 白・黄・青チャート 
  • 基礎問題精講シリーズ

目標: 高3夏休みまでに7割解ける状態

実践演習で仕上げ

推奨参考書・問題集

  • 赤本(過去問) → 直近1年分を5-6月に体験
  • 爆速!数学(当塾オリジナル)

学科別対策のポイント

情報テクノロジー学科

  • 最も合格最低点が高い
  • 目標得点率は70%
  • より確実な得点力が必要

その他の学科

  • 数理サイエンス学科
  • 電気電子工学科
  • 機械創造工学科
  • 経営システム工学科
  • 化学・生命科学科

いずれも60-65%の得点率を目標に。

試験当日の戦略

時間配分(100分)

  1. 大問1・2(マーク式): 30-35分
  2. 大問3-5(記述式): 65-70分
  3. 見直し: 残り時間

解答順序の工夫

  1. 確率問題から着手(比較的易しいため)
  2. 微積分は計算ミスに注意
  3. 難問は後回しにして取れる問題を確実に

まとめ:合格への3つのポイント

1. 基礎・標準問題の完全習得

  • 青チャート☆3・4レベルの問題を確実に
  • 典型問題のパターン暗記は必須

2. 計算力の強化

  • 正確で素早い計算処理能力
  • 特に数学IIIの微積分計算

3. 時間配分の訓練

  • 過去問演習で時間感覚を養う
  • 「捨て問」を見極める判断力

おわりに

青山学院大学理工学部の数学は、**「標準レベルの問題をいかに確実に解けるか」**が勝負の分かれ目です。

超難問に時間をかけるよりも、基礎から標準レベルの問題を確実に得点する力を身につけることが合格への近道です。

頻出分野の数学III微積分と確率は特に重点的に対策し、時間配分を意識した実戦練習を積み重ねてください。

皆さんの合格を心から応援しています!頑張ってください!

 

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