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真に理解する高校数学

【番外編】数学嫌いから難関大志望まで!思いのレベル別「数学との付き合い方」完全ガイド

2026年10月10日|渋谷数学塾 講師 船戸

みなさんこんにちは!渋谷数学塾講師の船戸です。

いきなりですが、みなさんは数学が好きですか? 数学の講師である私がこんなことを言うのもおかしいですが、おそらく多くの人が「嫌い!」と答えるのではないでしょうか(笑)。(もちろん数学が大好きな方も一定数いらっしゃるでしょう。そういう方はぜひ堂々と誇ってください!)

実は私自身、本格的に数学と向き合った受験生の時までは、数学に強い苦手意識があり、ぶっちゃけ嫌いでもありました。

では、なぜこれほど数学は嫌われがちなのでしょうか? 「算数と違って抽象的で難解」「将来何の役に立つかわからない」「センスがないと解けない」……こんなイメージや先入観が先行しているからだと思います。

正直、その気持ちは痛いほどよくわかります。誰しもが全教科を好きになれるわけではありませんし、毛嫌いしてしまう気持ちも、逆にハマってしまう気持ちも両方理解できます。

しかし、数学が好きか嫌いかに関わらず、学校の定期テストでは容赦なく成績が測られ、大学受験でも必須になることが多いのが現実。なんともままならない世の中ですよね。

そのため世の中には、「赤点を回避したい」という人から、「難関大・医学部に合格したい」「数学のさらなる深淵を学びたい」という人まで、実にさまざまな目的で数学と向き合っている人がいます。

そこで今回は番外編として、いつもの解説記事とは趣向を変え、「数学に対する思いのレベル別・数学との付き合い方」について解説していきます!

ぜひご自身の現在のレベルに合わせて読んでみてくださいね。

レベル1:授業についていけない/定期テストで赤点を回避したい

このレベルの方は、特に数学への苦手意識が強い状態かもしれません。

数学は積み重ねが何より重要な教科です。一度理解できない分野を放置してしまうと、そこから雪だるま式に分からないことが増え、「気づいた時にはどこから手を付けていいか分からない……」という地獄に陥りがちです。

そんなあなたに最も有効な向き合い方は、わからない分野を絶対に放置しないことです。

数学は積み重ねの学問と言いましたが、これは良い意味でも同じです。少しずつ「分からない」を解消し、基礎を固めていくと、ある日突然「あ、数学の全体像が見えた!」という感覚が訪れます。苦手意識という最初の壁さえ突破できれば、状況は一気に好転します。

ただし、一日や二日でどうにかなる魔法はありません。 重要なのは習慣化された勉強を継続することです。

勉強を習慣化する唯一のコツ

継続において最大の敵はモチベーションです。 理想としては、お昼ご飯を食べ忘れないように、夜歯を磨いてから寝るように、「数学を触らないと気持ち悪い」という状態を目指しましょう。

習慣化のコツは、やる量や目標を極限まで下げることです。

テスト前以外の平常時に高いモチベーションを維持するのは至難の業です。「今日はいいや」「明日やろう」という甘い誘惑は必ずやってきます。

だからこそ、いきなり「毎日1時間勉強!」「参考書10ページ!」なんて高い目標を立てる必要はありません。大事なのは「今日手を動かした」という事実を作ること。一日5分でも、1ページでもOKです。

ただし、その少しをおざなりにしてはいけません。分からないところは解説を見たり誰かに聞いたりして、徹底的に理解しましょう。

💡 渋谷数学塾からのワンポイント

「一人で勉強を継続する自信がない…」という方もご安心ください。渋谷数学塾では、いつでもLINEで講師に質問できる環境に加え、毎日の課題管理&チェックを行っています。「嫌でも習慣化してしまう環境」を用意して待っています!

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自分の勉強スタイルが少しずつできてきたら、ぜひ次のレベル2に進んでみてください。

レベル2:勉強しているのに、テストで点が取れない

「自分なりに勉強時間を確保しているのに、なぜかテストで点数が伸びない……」 このタイプの方の原因は、圧倒的に「演習量」が足りていないことにあります。厳しい言い方をすると、量をこなした「つもり」になってしまっている状態です。

数学の勉強には、質の前にまずは絶対的な量が必要です。何を隠そう、私自身も高校時代は勉強時間の7〜8割を数学に費やしていました。数学とはそれほど時間がかかる教科なのです。

教科書やワークの問題をサラッと1回解いた程度では、本番で同じ問題に出会っても自力で解き切ることはできません。

数学の演習は、何周も繰り返すことが鉄則です。

まず1周目は、解けなくても落ち込まなくてOKです。少し考えて分からなければすぐに解答・解説を確認しましょう。解答を読んで理解できたら、間違えた問題に必ず印をつけます。ある程度時間がたったら、二周目に挑みましょう。今度は解答を見ずに自力で解きます。解けたらクリア!解けなければ再び印をつけます。その後は印がついた問題だけを、自力で解けるようになるまでひたすら繰り返します。

ここまで徹底すると、問題そのものを覚えてしまう勢いになりますが、行き詰まっている時期は正しい記述解答を模倣して書き写すだけでも十分な勉強効果があります。定期テストレベルであれば、この周回法だけで確実に高得点が狙えます!

ただし、この方法にも限界があります。これは指定された範囲を限定して一時的に強化しているだけだからです。そのため、全範囲から出題される実力テストや模試になると途端に太刀打ちできなくなる人が出てきます。そんな方はレベル3へ進みましょう。

レベル3:定期テストは取れるが、実力テスト・模試になると点が取れない

ここまで来ているあなたは、すでに数学とかなり誠実に向き合えています。素晴らしいことです!決して悩む必要はありません。これは数学を勉強する誰もが必ず通る壁です。

範囲が限定された定期テストはパターンの暗記で乗り切れたかもしれません。しかし、実力テストや模試で複数分野にまたがる応用問題が出ると急に解けなくなり、「自分にはセンスがないんだ……」「今までの勉強法が間違っていたのかな」と落ち込んでしまう人が多くいます。

断言しますが、数学にセンスは不要です。そして、あなたのこれまでの努力も絶対に間違っていません!

数学の力は、経験値 × 思考力で表されます。

経験値とは、これまでどれだけ多くの問題に触れ、解いてきたか(定期テスト対策で培った力)ということです。そして思考力は、問題の意図を読み取り、導きたい結論から逆算して解法を組み立てる力のことです。

定期テストで点が取れているなら、経験値は十分に蓄積されています。ここからさらに爆発的に成績を伸ばすには、思考力を磨くフェーズに入りましょう。

思考力を磨くためのアクション

手っ取り早い方法は、これまでの勉強の振り返りです。

解答を見直したとき、なんとなくで納得して終わらせた部分はありませんか?公式を自力で証明できますか?別解を面倒くさがって読み飛ばしていませんか?

こうした一つひとつの小さな違和感を放置せず、すくい上げて解決していくことで、数学の本質に触れる思考力が身につきます。違和感が減ってきたら、入試問題などの応用問題にも積極的にチャレンジしていきましょう。

目指すべき理想像は、問題を見た瞬間に意図を読み取り、いくつか浮かんだ解法の中から最適なルートを選び取れる状態です。

レベル4:難関大学合格に向けて、数学を極めたい

レベル3までをクリアした上で、難関大学(旧帝大・早慶・医学部など)を突破するためには、さらに一段上の対策が必要です。難関大の数学で立ちはだかる壁は大きく分けて3つあります。

1. 初見問題に対する噛み砕く力
難関大の入試問題は、見たこともない複雑な設定で出題されます。解法の丸暗記は一切通用しません。 蓄積された知識を総動員し、問題を分析して自分が知っている基本問題の組み合わせにまで咀嚼・分解する高度な思考力が必要になります。

2. 厳しい制限時間と試験戦略
難解な問題を解く中で、重たい計算を素早く・正確に行う処理能力が求められます。さらに、どの問題から解けば制限時間内で最大点数を回収できるかという現場での立ち回りも合否を分けます。

3. 減点を許さない論理的な記述力
難関大の多くは記述式です。数学における論理とは、問いに対して矛盾なく正しい答えを導くプロセスのこと。 たとえ最終的な答えが合っていても、途中の論理に欠陥や飛躍があれば容赦なく大幅減点されます。過不足なく、完璧な証明を制限時間内に作成するのは至難の業です。

まとめ:一人で壁を越えられない時は……

特に最後の論理的な答案作成は、自分一人で客観的にチェックするのが最も難しい分野です。自分の答案の論理の穴は、信頼できる第三者に添削してもらって初めて気づけるものだからです。

もし「正しく論理を理解したい」という方は、以前私が執筆した連載もぜひ参考にしてみてくださいね。 👉 【解説記事】真に理解する高校数学|論理①はこちら

理系受験生においては勉強時間の半分以上を数学に充てると言われるほど、数学は差がつきやすく、合否を直結する最重要教科です。

💡 あなたのレベルに合わせた指導を

渋谷数学塾では、各レベルに応じた学習習慣のサポートから、難関大対策における講師による記述添削まで、あなたの目標に合わせたカリキュラムをご用意しています。

「数学の苦手意識を克服したい」「あと一歩成績を伸ばしたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちと一緒に、数学を武器に変えていきましょう!

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さいごに

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました!

今回は番外編として、それぞれのレベルに応じた数学との付き合い方を解説してきました。

数学の学習ロードマップは長く険しいものに思えるかもしれませんが、どのような状態からでも「あなたに合った最適なルート」が必ず存在します。焦って遠くを見すぎる必要はありません。まずは自分の現在地を正しく把握し、今日できる一歩から確実に進んでいきましょう!

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当公式サイト渋谷数学塾ブログでは、今後も受験や日々の学習に役立つ数学の知識・勉強法を定期的に発信していきます。みなさんと数学をつなぐ架け橋となれるよう努めてまいりますので、ぜひほかの記事もチェックしてみてくださいね!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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